ダメなおじさんの、ダメな人生 その21

翌日に児童相談所の職員がやってきました。

後で知ったのですが、産婦人科で、望まない出産があったり、子育てに難があると判断された親がいた場合には、児童相談所に通報するそうです。

つまり、僕と彼女は難あり認定されたと言うことです。

けれど、僕は「難はない」と主張して対峙しました。

その結果、話し合いが長引き、病院を退院するまでに1ヶ月くらいかかってしまいました。

ようやく彼女と息子が新居にやってきたのですが、状況は「難だらけ」でした。

彼女の状態に変化なく、そこへよく泣く息子が追加され、僕は生活にも仕事にも支障をきたしまくりました。

社内での評価はガタ落ち、家庭では亀裂が大きくなる一方、数ヶ月前までの幸運期から一転、地獄の日々へと変わりました。

 

数週間後、児童相談所から「子供を預かった」と連絡がありました。

彼女へ連絡するも、電話に出ません。

自宅へ帰ると、もう彼女はいませんでした。

 

そのまま別居状態が続き、数ヶ月後に、離婚が成立しました。

 

僕に残ったのは、30年ローンの自宅と、母親を知らない息子でした。